自宅で筋トレしてますか?
自重トレーニングやウエイトトレーニングなど、筋トレの方法は色々ありますが、
筋トレ初心者の方々はまずジムなどに通わずに自宅でトレーニングを始める方が多いと思います。
当然ジムに通われる方もいらっしゃると思いますが、そんな方でもジムに行けない日などは自宅でトレーニングする機会もありますよね。
その際、どんな環境でトレーニングされていますか?
例えば布団の上、ベッドの上、フローリングの上、畳の上など
すぐにトレーニングできるからこそ場所を考えずに筋トレをしている方もいるのではないでしょうか。
もちろんどこでもできるのが自重トレーニングの良さでもありますが、そんな方々にぜひ伝えたいことがあります。
マット使おうぜ!!
筋トレをしているときに体に痛みを感じたことはありませんか。
その痛みでやる気を削がれたり筋トレが嫌になった方もいると思います。
そんな方にオススメなのがトレーニングマットです!
- トレーニングマットとは
- メリット・デメリット
- 種類
- 選ぶときのポイント
- 初心者におすすめのマット
など自宅で行う自重トレーニングにトレーニングマットが必要な理由を解説します。
結論
マットを使うことで初心者でも筋トレを継続しやすくなり筋トレ効果もアップします!!
この記事を読んで少しでも筋トレ初心者の方の助けになれば幸いです。
トレーニングマットとは
トレーニングマットは自宅でトレーニングやストレッチ、ヨガなどを行うときに使用する敷き物です。
呼び方は何を行うときに使うかで異なり
- トレーニングマット
- ストレッチマット
- ヨガマット
など様々な呼び方があります。
基本的な作りは同じですが、その名前に見合った厚みや大きさに調整して販売していることもあるので、買うときに比較してみるのも面白いです。
ただ、初心者は商品名にこだわらず、自分の体に合った大きさと厚さのものを選べばどのマットを使用しても大丈夫です。
メリット・デメリット
メリット
体の負担が軽くなる(痛くない)
僕が一番オススメしたい理由はこれです!
筋トレを初めたは良いけれど、継続するにつれて手首や腰、肘など負荷がかかりやすい関節や床に接する関節に痛みを感じることがあると思います。
それはクッション性が乏しい環境で筋トレを行うことで関節に負荷がかかっている証拠です。
筋トレは継続することが大切とよく言われていますが、筋トレをするたびに毎回関節や体に痛みを感じていては筋トレするのが嫌になりますよね。
実際何度もこれを経験してやる気を削がれたり継続できなかったときが何度もありました。
また、布団の上など逆に柔らかすぎる場所で筋トレを行うこともNGです。
柔らかすぎる床の上では逆に力を吸収できずに結果関節に負荷がかかってしまうからです。
適切なクッション性のある床の上でやるからこそ痛みを感じずに筋トレを継続することができます。
防音効果がある
一般的にクッション性のあるマットは防音効果があると言われています。
例えばマットの上で器具を使いながらのトレーニング中に物を落とした時などでも多少の場合ならば大きい音を和らげることができるので、マットの上でトレーニングすることはマンションなどの集合住宅に住んでいる場合は近隣の部屋に対する配慮になると思います。
しかし、ある程度の音は吸収できたとしても、例えばランジやジャンピングスクワットのような飛ぶ動作を行う場合の振動は完全に吸収できるわけではなく、音も完全に遮断できるわけではありません。
住んでいる環境次第ですが、気持ちよくトレーニングをするためにも最低限のマナーは守ってトレーニングすることをオススメします。
床を傷つけにくい
ダンベルなどの器具を使う場合や傷が付きやすい床の上でトレーニングを行う場合、マットを敷いて行うことで床の保護になります。
また器具を使う場合、万一落とした時に床の保護に加えて音を軽減することもできるのでマットを使うことでより安心してトレーニングを行うことができます。
フォームが安定して筋トレ効果が出やすくなる
適度に反発とクッション性があるマットは体がブレにくく痛みも感じにくいので、フォームの安定に繋がります。
フォームが安定すると狙った筋肉に負荷をかけやすくなり効果も上がります。
トレーニングはフォームが大切と良く言われているのは、フォームが崩れると力が分散されてしまい、狙った筋肉以外の筋肉が働いてしまうからです。
それを防ぐためにもマットは必需品と言えます。
デメリット
収納場所の確保が必要
大きくてクッション性のある使いやすいマットほど場所を取るので、収納場所の確保が必要になります。
マットには大きさや厚みの他に収納方法も物によって違うので、使われるお家によって最適な大きさや収納方法のものを選んで買う必要があります。
個人的には収納重視の小さくて薄いマットよりも割り切ってある程度大きくクッション性の高い物を選んだほうが効果が高いのでオススメします。
匂いやアレルギーの問題
マットには色々な素材があります。
その中でもポピュラーなものが塩化ビニルや人工樹脂系のものなのですが、どうしても独特の匂いがあり苦手な方もいます。
また、高級マットには天然ゴムを使用しているものもあり、ゴムアレルギーの方は選ぶ際に注意が必要です。
どうしてもゴム系の素材が合わない方の場合は麻、畳、マイクロファイバーなどの天然素材や匂いのない素材も販売されているので、異素材から選ぶのもいいと思います。
完全に音や振動は吸収できない
メリットの項目でも解説した通り、音や衝撃などはある程度吸収してくれるものの完全に吸収してくれるわけではありません。
なのでマットを使っているから安心と言って何も気にせずトレーニングをすることはNGです。
戸建ての場合や集合住宅でも防音設備のあるお部屋ならば大丈夫かもしれませんが、場合によっては近隣の方に迷惑のかかる場合があるので、最低限のマナーは守ってトレーニングをするよう心がけてください。
種類
素材
多種多様な素材があります。
それぞれの特徴を理解して好みの素材を選んでみてください。
ポリ塩化ビニル(PVC)
- マットの中では最もポピュラーな素材
- カラーバリエーションが豊富
- 比較的安価
- PVC特有の匂いがある
- 水洗い不可のためお手入れは固く絞ったタオルなどで水拭きをする
- 焼却の際にダイオキシン等が発生する可能性がある
とにかく安いマットを探している筋トレ初心者にオススメ
エチレン酢酸ビニル(EVA)
- ビーチサンダルやジョイント系のマットに多く使われている
- 軽量
- 低温下でも固くなりにくい
- 水に強いので水洗いできる
- 耐候性m耐オゾン性があり劣化に強い
- 価格は少し高め
- 高温に弱い
- 傷が付きやすい
- EVA特有の匂いがある
- 焼却によるダイオキシンは発生しないが酢酸が発生するので注意が必要
ジョイントマットを探している初心者にオススメ
ニトリルゴム(NBR)
- マットの素材としてはPVCに次いで多く使われている
- 耐熱性がある
- 弾力性、耐久性が高いため激しい運動をしても劣化しにくい
- NBR特有の匂いがある
- 価格は少し高め
- 水洗い不可のためお手入れは固く絞ったタオルなどで水拭きをする
長期的にマットを使用したトレーニングをしたい方や激しい運動をする方にオススメ
ポリマー環境樹脂(PER)
- 軽い
- グリップ性が高い
- 比較的匂いが少ない
- 水洗い可
- 焼却の際有害物質が発生しない
- 価格は少し高め
- あまり市場に出回っていない
環境に配慮したい方や匂いに敏感な方にオススメ
熱可塑性エストラマー(TPE)
- 軽い
- 匂いが少ない
- 弾力性が高い
- グリップ性が高い
- 水洗い可
- 焼却の際有害物質が発生しない
- 高温に弱い
- 価格は少し高め
総合的に利点が多く一番オススメしたい素材!
薄くてもしっかりクッション性があるので収納もしやすいです。
天然ゴム
- 強度が高い
- グリップ性が高い
- 天然素材で環境に優しい
- 重い
- 高価
- 天然ゴム特有の匂いがある
- ゴムアレルギーのある方はNG
性能としては最高ですが、重量があり高価な点など初心者が初めて買うには不向きです。
その他の素材
異素材×PVCといった変わり種のマットたちです。
どちらかというと筋トレなどの動的な運動よりヨガのような静的な運動に適したマットになります。
麻
麻は通気性がよく軽い素材で水洗いもできます。
ただ、麻単体のマットはほぼなく表面に麻を使用しベースにPVCを使用しているものが多いです。
麻単体のものを買われる場合は別途ベースで使用するマットを購入し、その上に掛けるようにしてください。
い草(畳)
通気性がよくい草の香りが漂うマットです。
リラックス効果があるのでヨガマットなどでよく使われています。
こちらも基本はい草とPVCなどを組み合わせたマットとなります。
マイクロファイバー
マイクロファイバーは吸汗速乾性が高く、水洗いもできるので清潔にトレーニングをしたい方や汗を書きやすい方にオススメになります。
表面にマイクロファイバーを使用し、ベースにPVCを使っている一体型のマットもありますが、
個人的にはマイクロファイバーのマット用タオルを別途購入したマットに掛けて使用することをオススメします。
厚み
マットの厚みは様々あり、どの様に使いたいかによって選び方が変わってきます。
一般的に利用者が多く使いやすいと言われているものは6mm厚とされています。
しかし、実際には1mm〜120mm程度まで様々な厚さがあります。
ただ、自宅のトレーニングで器具を使わないようなエクササイズや激しい運動をしない場合は4mm〜10mm前後くらいで事足りると思います。
どうしても防音などに配慮したい方や激しい運動をする場合は50mm以上が適切とされているので、用途に合わせて色々検討してみてください。
収納タイプ
ロールタイプ
その名の通り丸めて収納できるタイプのマットです。
厚さは1mm〜11mm前後のものが多く、ジムや野外など持ち運んで使用したい方や収納スペースを極力少なくしたい方にオススメです。
自宅でトレーニングしたい初心者の方には一番これが使いやすく安価なのでオススメです。
折りたたみタイプ
折りたたんで収納するロールタイプよりも少し厚手のマットです。
厚さは40mm前後のものまであり、持ち運びより自宅専用で使う場合に適しています。
ロールタイプよりもクッション性があり防音に優れたものを探している方にオススメです。
ジョイントタイプ
パズルのように小さい1枚のマットを何枚もつなげて作るマットです。
厚さは120mm前後まであり防音性を重視するのに適したマットになります。
ただ、使うときと収納するときに組み立てなくてはいけないので少し手間がかかります。
選ぶときのポイント
運動の種類
運動の種類によって適したマットは異なります。
基本的にはマットの厚さや強度が重要なため、
- 運動量
- 動的か静的か
- 運動時間
などによって厚みと素材をを選んでみてください。
基本的に激しく長時間になればなるほど厚みと強度が高いマットを選んでください。
使う場所
使う場所やシーンは大切です。
例えば
- ジムや野外などに持ち運びはするのか
- 自宅は戸建てか集合住宅か
- 部屋は狭いか広いか
などを考えてください。
それによって大きさや収納タイプを選ぶ基準ができます。
体のサイズ
自分の体に合った大きさを選んでください。
収納を意識しすぎて小さいサイズを選んでしまうと動きにくくなってしまい、トレーニングの効果や買った意味まで無くなってしまいます。
基本的に180×90もあれば十分です。
体の小さい方やどうしても部屋が狭い方は横幅をもう少し狭くしても問題ないです。
実際僕が使っているものは180×60と女性向けのヨガマットを使っています。
初心者におすすめのマット
結論
素材:熱可塑性エストラマー(TPE)
厚み:6mm以上
サイズ:180×90以上
のものをオススメしています。
その基準のものから体の大きさや利便性、防音性などを踏まえて個人で調整してみてください。
TPE6mmマットのレビュー
参考までに実際に僕が使っているマットもご紹介します。
自宅で #筋トレ する時トレーニングマット使ってるんですがみんな使ってますかね🤔
マットの良さを伝えたい… pic.twitter.com/6laSrcUXey— アドログ@肉体改造中ブロガー (@advancevlog) September 10, 2020
Amazonで買ったSperoSperaのヨガマットです。
スペックは
素材:熱可塑性エストラマー(TPE)
厚み:6mm
サイズ:180×60
で女性向けのヨガマットです。
僕のスペックは身長170cm、体重57kgで細身なのですが、
幅はメンズ向けのマットよりも若干狭いものの体はしっかり収まってくれます。
厚みも6mmあれば体が痛くなることもありません。
また、一番重視した点として素材がTPEという点があります。
マットを探しているときにレビューで匂いがきついと酷評されているマットが多く、僕自身匂いに敏感のため匂いが無いとされているTPEを探していました。
実際は多少匂いはあるものの数日経つととその匂いもなくなりました。
どうしても匂いが苦手な方は換気を良くして風通しの良いところに数日置いておくのが良いと思います。
しばらく使っていて不具合もないのでオススメのマットです。
トレーニングマットは筋トレ継続と効果アップが期待できる必需品
筋トレ初心者の方はマットまで意識していなかった方が多いと思います。
しかし、マットは安価で購入できる割に筋トレ継続や効果アップまで期待できる高コスパのアイテムです。
やる気も大切ですが、そのやる気を持続させるためにも筋トレしやすい環境を徐々に整えていければいいですね。
最後までご覧頂きありがとうございました!